眼鏡の部品「丁番」のお話

メガネフレームの前の部分(フロント)と横の部分(テンプル)をネジで止めてある部分を「丁番・ヒンジ(=ちょうつがい)」と言います。

眼鏡に使われる丁番は、フロント側に2枚のコマ、テンプル側に1枚のコマ、合計3枚のコマの丁番が多く、2枚側の上のコマは単に穴が開いているだけですが、下のコマにはネジの溝が切られておりテンプル側の1枚コマを間に挟んで、上からネジを通して締め付けています。

コマの構造
コマを挟んでネジで締め付けます

通常、コマの総数が3枚なのに対して、下の画像のフレームはフロント3枚コマ、テンプル4枚コマの合計7枚丁番です。やはり強度的にかなり丈夫な作りとなっております。

フロント3枚コマ、テンプル4枚コマ
コマ数が多いと強度も高まります

今回ホームページのイシイセレクションに掲載させていただきました「角矢甚治郎 其の参拾六」は、この7枚丁番を採用してます。

フレームをお選びになる時は丁番のコマの枚数・太さもチェックされるのもよろしいかと思います。